座談会:新入生へ:Gangsters 京都大学アメリカンフットボール部

Gangsters 京都大学アメリカンフットボール部


座談会

 ※この企画では、他ページとは異なる表現が用いられていますが、座談会の様子をより鮮明にお伝えするため、本人の発言に近いものにしています※

新入生諸君!一緒にアメフトしませんか?

「俺サッカー経験者やし、アメフトなんて無理!」「高校まで野球一筋。大学でも続けるつもり」「バスケがおもろいねん!アメフトなんておもんないやろ・・・?」
確かにアメフトは馴染みがないスポーツだと思います。ですが、やればきっと「ハマリマス」。間違いありません。
なぜなら、わが京大アメリカンフットボール部「ギャングスターズ」のみんながハマッているからです。 創部以来60年余りの「ハマリの連鎖」は、今なお脈々と続いています。
それはなぜでしょうか?
その謎を解きほぐすべく「座談会」を開催しました。その模様を紹介しますので、じっくりと読んでください。
ありきたりの大学生活ではない、他では決して味わえない、素晴らしいキャンパスライフの幕が開くことでしょう。




   寒蝉恵海

   塩見典大   後藤佳紀   岡田幸大   中村彰宏   桐原有輝





寒蝉恵海 まず始めに、皆さんの入部動機を伺います。中村さんは、滋賀県選抜に選ばれるほどのバスケットアスリートでしたが、 なぜギャングスターズに入部したのでしょうか?

中村彰宏 もちろん、大学でもバスケをするつもりやったよ。 それでバスケ部の練習を見学したんやけど、ちょっとピンと来なかった。でも、そうかといってアメフトをするつもりもなかった。 「何かだるそう・・・」っていうのが先入観としてあったよね。 そもそも観たことないし、ルールもわからへんし。
      せやけど、かなり熱心に勧誘された。それで練習に参加してみたら、先輩が「メシ食べに行こう」って。 街の定食屋に連れて行ってくれるんかと思っ
      たら、クラブハウスやった 。私立大でもないのに専用のクラブハウスがあること自体が衝撃的やったね。 食堂のご飯も、むちゃくちゃ旨かった。そし
      たら先輩が「風呂入ろ~」って。 「風呂まであるんですか!うわ!トレーニングルームまであるんですか!」って驚きの連続やで。
      そうやって、先輩たちと親しくなるにつれて、「俺がやりたかったのは、この雰囲気や」って気付いた。 それが入部のきっかけやね。

寒蝉恵海 後藤くんは、なぜラグビー部ではなくて、ギャングスターズに?

後藤佳紀 やっぱ、「一緒に日本一を目指そう」って言葉が一番心に響きました。 ラグビーって競技は、当たれて走れて蹴れて捕れてっていう、つまり身体能力の総合力が問われるスポーツなんです。 だから、推薦制度が充実している私学に勝つことは、並大抵のことじゃありません。
      この点、アメフトはスペシャリストのスポーツ。 頭も必要だし、自分のポジションに必要なスキルを磨けば、打倒強豪私立も夢じゃないし、もちろん日
      本一も夢じゃない。 実際にギャングスターズは、過去に何度も日本一になっていますから。
      勧誘されたときの「俺たちと一緒に、日本一になろう」って言葉が、すっと胸に入ってきて、「よし!俺も」って思いました。

寒蝉恵海 岡田くんは、硬式野球部に進まなかったのはなぜ?

岡田幸大 京大野球部は六大学時代からの伝統あるチームだから、一時期は野球を続けようかとも思いました。
だけど、やっぱり勝ちたいと思いました。
      その点、アメフトは良い成績を収めていたし、僕自身もアメフトに興味があったから入部したんです。
      他のクラブの体験会にも行ったけど、やっぱり「当たり」があるスポーツはかっこいいと思う。 チームのために、という精神も魅力的でしたね。
      アメフトで求められるのは専門性。どんなやつでも自分ができるポジションがあるというのが、他のスポーツとは違うところ。 すばやく動けなくても大
      きければラインができるし。球を蹴れたらキッカーができるし。いわば多次元のスポーツ。 ここが大きな魅力じゃないかな。
      ところで寒蝉さんは、なぜ入部したのですか?

寒蝉恵海 えっ?私ですか?私は、真剣に日本一を目指している所が魅力的だった。
それに、勧誘してくれたスタッフの先輩たちが、どこの部よりもかっこよかったから、その姿にあこがれて入部しました。

塩見典大 僕はもっとシンプル。かっこいいのがアメフト。単純に日本一の男になりたいから入部した。




寒蝉恵海 岡田くんは硬式野球経験者ですが、アメフトに生かせることって何かある?

岡田幸大 僕は外野手だったから、ボールへの寄りや捕球という点で、今のポジション(DB)に生かせてると実感してます。 同じDB仲間に対しても、野球をしてない人よりは動きがスムーズだと自負してる。でもバッティングは役に立ってないな~(笑)

寒蝉恵海 中村さんは、バスケ経験って役に立っていますか?

中村彰宏 むっちゃ役に立ってる。どっちもボールを手で扱うスポーツやし、実は、ボールの大きさってほとんど同じやねん。 ボールキャッチセンスは鍛えられているし、リバウンドを捕りに行く動きって、DBと高いボールの競り合うときにも生かせてる。

寒蝉恵海 塩見さんのサッカーはいかがですか?

塩見典大 確実に言えるのは、俊敏性が役に立ってるってこと。 僕はMFだったから、視野の広さとか、横への動きが早いのも、今に生きてるよね。

寒蝉恵海 桐原さんはギャングスターズでは数少ないアメフト経験者ですが、高校と大学の違いはどうでしょうか?

桐原有輝 高校とは深さが違うと思う。もう少し解かりやすく言えば、知識と戦術のレベルが違うってこと。 もちろん、高校でも指導者がしっかりしてたら、大学と遜色はないのだろうけどね。 京大は国立にしては指導者(監督・コーチ)が多いし、クラブハウスも充実してる。なかなか、こんなチームはないと
       思うよ。 こうした環境に支えられて、色んなチームやプレーを観て研究を重ねるから知識が大きく広がったよ。

寒蝉恵海 後藤くんのラグビー経験はどう?

後藤佳紀 ラグビー経験者だと「当たり」に慣れているのと、だ円球が同じだからキャッチは慣れている。 あと、リターナーになった時に、つぶしに来る敵をステップで交わす動きは、ラグビーそのもの。 パントキックとパントキャッチも、全く同じ感覚ですね。




寒蝉恵海 実際に入部して驚いたことを教えてください。

塩見典大 コーチの多さにはびっくりした。国立だからコーチを雇う金がないよね。 だから、現役の4年間を終えたOBが、コーチとしてグラウンドの練習に来てくれる。 4年間にわたる「チーム愛」のひとつの表現方法が「コーチ」なんだと気づいた。

桐原有輝 関西のカレッジスポーツで一番有名なのがアメフトで、日本全体でも主流は関西。 そんな強豪私立大に対抗して、1部リーグで優勝争いをするのがかっこいいし、日本一になれたらもっとかっこいい。

塩見典大 世間の人たちには「なぜ京大生がアメフトしてるの」って疑問があると思う。 そんなしんどいことせんでも、とか、もっとラクしたらええのと違うの、とか。 でも、「京大生」と「アメフト」といった対極にあって、一見つながらなさそうなところで、「実は日本一を目指してます」っていうのがすごいと思う。
      ただし、アメフト部が肉体的に厳しいことはわかっていたけど、精神的にもきついのは事実。 でも、だからこそ精神的に成長できるし、自分の弱さに
      気づかされる。 普通に京大にいて、バイトしてサークル活動して社会に出て、という人生よりも精神的に成長できる場だと思う。
      普段の生活の中で、自分でも気づかないような弱い部分を真剣に言ってくれるヒトがいるか?普通の生活では、絶対にいないよ。 僕自身、実際に
      同級生にマジでブチ切れたことが何度もある。これは普通の大学生活ではありえないことやと思う。 毎日、自分や仲間と葛藤している生活だからこ
      そ、真剣に、本気でぶつかりあえるんやと思う。 ギャングスターズで得た仲間は、一生の親友になれる。

後藤佳紀 水野監督とか西村コーチ(1995年入学)、里コーチ(1989年入学)はすごい。 「このひとすごい」って思えるのは、ギャングスターズOBしかいない。

桐原有輝 監督はすごい。普通は自分のこだわりとか頑固に守るとことかに固執すると思うけど、 監督は何のこだわりもなく変わることができる。そのときやるべきことをやれるのがかっこいい。70歳とは思えない。




寒蝉恵海 去年は中村さんが関西1部リーグのリーディングレシーバーでありながら、成績は5位と低迷しました。 それはなぜでしょうか?

中村彰宏 去年はケガが多かった。 部員が少ないから、レギュラーがケガをすると、ポジション変更をしたり、経験の浅い1回生が出なきゃいけなくなる。 大学生の体育会離れが進むなか、推薦もないから部員不足は深刻な状況。 逆に、この部員不足さえ解消されたら、もっと強くなれると思うねん。

桐原有輝 他の人の学生生活がどうかとは言えないけども、少なくとも、 自分は4年間やってて心の底から良かったと言える大学生活を送れた。
こうした素晴らしい経験を、新入生諸君にも体験して欲しい。

塩見典大 僕がアメフト部を選んだ理由が水野監督の存在。
著書とかイヤーブックの監督の書いた文章を読んで、「この監督のもとで4年間部活をしたら後悔しない」って思ったから入部した。
      入部したら楽しい事も多いよ。こないだ、バイトしてサークルしてる京大生の友達に「何してるときが楽しい」って聞いたら 「マージャンしてるときかな
      ~」って言ってた。 大学生活って、そういうもんやないやろ?俺は試合に勝ったあと、みんなとメシを食ってるときが楽しいな。 練習でずーっと悩ん
      でた事が、ある日、ぱっと巧くなれるもの楽しい。良いタックルして、仲間からほめられたとき。 インターセプトも気持ちいい。
      やっぱ、ギャングスターズのみんなとわいわいやってるのが楽しいな。

      (一同賛同)

岡田幸大 僕は最近やったら、ステップ練習が楽しいです。

中村彰宏 一番楽しかったのは、初めてのタッチダウン。今でも鮮明に覚えているけど、1回生の6月の試合。 初出場初プレー初タッチダウン。あと、2年前の立命戦の逆転タッチダウンもよかった。

桐原有輝 あれは良かったね。俺も覚えているよ。去年坂田(新4回生WR)に決めた関西学院大学戦のタッチダウンも気持ちよかった。

塩見典大 ファンブルフォースが楽しいな。とりわけ、立命館相手のファンブルフォースが楽しかった。 あと、G.G.C.(ファンクラブ)の方々や父母会の方からメールをもらったり。名前を覚えてもらっていて、試合の帰りに声をかけられると嬉しい。 去年の最終戦、神大戦のあと「来年も応援するから頑張りや
      ~」って言ってもらって本当に嬉しかった。 いろんなヒトに支えられて、僕たちがいる。感謝、感謝、感謝。

寒蝉恵海 私たちが青春をアメフトに打ち込める環境にあるのは、周囲の皆さんに支えられてこそですよね。

塩見典大 そうやな・・・ヒトに助けられているのを実感する。うん。一番はヒトやね。ひとがいっぱい。 良い人がいっぱい。現役だけにとどまらず、OBも後援会も。年下でもすごいと思うやつがいたり。
      もちろん、同い年や年上でもすごい。人物が良い。ギャングスターズは人物、ヒトがすごい。

岡田幸大 しんどい事もたくさんあると思うけど、人間的にすごく成長できる場所です。一緒に、日本一を目指しましょう。

後藤佳紀 一緒に日本一を目指しましょう。この部で4年間やって、精神的に成長しましょう。
大学に入って、バイトしてサークルして4年間過ごすよりも、ギャングスターズで過ごすほうが充実して濃い毎日だと思う。

                               (一同) 「熱き京大生」を待ってます!!




新入生諸君。いかがでしたか?
このように、ギャングスターズは熱き心をもった仲間がたくさんいます。 皆さんは厳しくて苦しい受験戦争を戦い抜いて京大に合格しました。ですが、それは到達点ではありません。
充実した大学生活をおくり、社会へと旅立つための通過点に過ぎません。 その大学生活が、「ありきたりの毎日」であっては、実にもったいない。 いかに充実したものにするか、このことを今一度、真剣に考えてみませんか? 私たちは、その答えのひとつが「ギャングスターズ」であると確信しています。 ギャングスターズの現役選手や、監督・コーチといった指導者はもちろん。OBやG.G.C.、後援会、ファンの皆さん。 これら多くの方々に支えられ自己鍛錬する毎日は、実践的な学びの連続です。だからこそ、大いに成長することができるのです。
もちろん、他の体育会系クラブでも、文科系クラブでも、それなりに学ぶ事はできるはずですが、我々は・・・
●監督・コーチなどの指導者が充実していること
●実現可能な目標として日本一を目指していること
●食堂、ミーティングルーム、トレーニングルームなどの設備が充実していること
等々が、他のクラブとは大きく違います。
人生の中で「日本一になる」ということが、どれほど素晴らしいことか。それは、実現したものにしか味わえないことです。 ほとんどのスポーツマンが、日本一を目指すチャンスすら与えられないなか、私たちギャングスターズには、そのチャンスがあります。 そして、新入生諸君にも、このチャンスが与えられているのです。

新入生諸君!私たちと一緒にアメフトしませんか!
まずは、気軽な気持ちで農学部グランドに来てください。きっと、皆さんの心を熱くする何かがあるはずです。

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